後醍醐天皇の命令を受けて、皇子懐良親王は興国3(1342)年、征西将軍として薩摩に入り、南朝方の谷山郡司である谷山五郎隆信に迎えられ、御所原(見寄ヶ原)本陣を置きました。
懐良親王は6年間ぐらい御所原に住んでいましたが、決定的な勝利をおさめることができないまま、正平2(1347)年の11月下旬に、海路を渡って肥後(熊本)の菊池氏のところに向かいました。
現在、御所原は火葬場となり、その一角に「征西将軍懐良親王御所記念碑」が大正11(1922)年にたてられています。
(出典:「鹿児島市の史跡めぐりガイドブック-四訂版-」鹿児島市教育委員会・平成11年3月発行)
- 2023/10/7〜10/17
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